近藤正臣さんといえば、私にとっては大河ドラマ「龍馬伝」の山内容堂役が印象に残っています。重要な役どころではありますが、いかにも狡猾な殿様らしい演技が好きでした。
「ほうるもんじいさん」という役どころで登場してきましたが、これ、「どんど晴れ」視聴者には一発で「おいおい、このパターンかよ」と分かる展開ですね。
・過去を明かさない
・若い女性と一緒にいる
・その辺に住む子どもたちに勉強を教えてたり、なにかと世話をする
はいどう見ても奥田瑛二の役ですね本当にありがとうございます、という感じです。
これまでの流れから言えば、西門家と何か関係がある、っていうかお父さんやろこれ、と、どこまで知らんふりしておけばいいのか作者の意図がよくわからないのですが。
この作品、朝ドラらしいと思われつつも、朝ドラにしては作りが変則的なところがよくありますので油断はできません。油断はできませんが、どう考えてもお父さんです。
近藤さんは京都ご出身ということで、こんごのドラマの雰囲気作りにも一役担ってくれそうな重要な役どころの登場でした。
ちりとてちんの「寝床」のおかみさん、いいですね、こういう女性。こういう方がいる飲食店は良い店が多いと思います。たった一言、「酒くれ」「飲ますわけないやろ!」というやり取りでしたが、素晴らしいです。これだけで、ぐっと引き込まれます。言い方、言うタイミング、完璧でした。リアリティが増します。この場面この役にこのセリフを言わせるあたり、ちりとてちん作者は恐ろしいなあと感服いたします。
今日少し登場した民ちゃんに、まともに聞こえてくるセリフが無かったことについては問いません、そこにいるだけで可愛いからいいです。