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2013-10-16

ごちりとうさん (3)

序盤の子役は必要かという議論があり、まあ作品によって有り無しでしょう、という無難な答えをしておきます。

「ごちそうさん」と「ちりとてちん」はどちらも幼少時におじいちゃん、またはおばあちゃんが亡くなって、それをきっかけにして時間がすすみ学生になっているところから本ヒロイン登場という形式をとっています。この形式は多くの朝ドラ作品に登場します。むしろそればっかりという意見もあるくらいです。

かつてはヒロインが女優への登竜門と言われた時期もありますが、子役もそれはそれで大事なポストなのかもしりませんが大人の事情にはあまり詳しくありません。

今は両方の作品とも、仲間が集まりつつあるロールプレイングゲームの序盤のような段階で、ドラマも必然的に主人公の性格形成に時間が費やされることになります。

一言で行ってしまえば、め以子は食べること以外に鈍感な子、喜代美はヘタレ、そう言ってしまえばそこまでですが、何故そういう状況になっているのかということに、子役時代の出来事が錨となっていろんな他人からの波を被りながら、自分の立ち位置を確認していきます。

いずれにしても、ひそかに重要な伏線が張り始められている時期ですので慎重に見ましょう。

立ち位置といえば、エーコがセンターにいるから和装の可愛い宮嶋麻衣ちゃんがじっくり見られないじゃないですか、ほんとにエーコは邪魔ばっかりしますね。